■TPOに合ったスーツの生地を選んで

■生地ってたくさんあります

生地ってたくさんあります。本当にたくさんです。悩むところです。ただ，何を選んでも許される時代ではありますが，社会人であれば TPO に応じて使い分けるのが良いかもしれません。慣例や常識から外れた格好はただただ印象が悪くなるだけですし。

基本的に無地ならどこでも使えるので，まずは無地で色だけで揃えていくのも悪くないです。紺色，青色，濃い灰色，普通の灰色，最近はほつほつ増えてきた茶色。5色あれば全然事足ります。色が明るいものはカジュアル寄りではありますが……。

ちなみに，柄物だと柄が大きくはっきり見えるようなものはカジュアル寄りです。お気をつけて。目立たない柄の例として、シャドーストライプやピンストライプ、ピンドットなどがあります。

黒色はどちらかと言えば礼服ですので，ビジネスではあまり使わないようにすると良いでしょう。bref でおすすめしているビジネス用の黒生地はチャコールグレー寄りの黒なので，まだビジネスでも使えるかもしれませんが。

可能なら全部2パンツで作ってしまえば，ジャケット5着，パンツ10着あれば組み合わせを変えてジャケパンスタイルでってこともできますし，パンツが消耗してしまっても安心ですね。一気にそろえる必要もないですし，2年に1回程度のサイクルでへたってしまったものを買い替える感覚で良いかと思います。

■生地の選び方

生地ってたくさんあります。色んな色や柄，ブランドもありますけど，どういったのが良いのかは割と人によりけりでアバウトです。個人的にはこういうのが良い。個人的にはこっちが好み。言ってしまえば，十人十色。ですが……。悩んだ時は生地を直に触ってみるというのが一番でしょう。機能性や素材の混率も一つの判断基準ですが，自分が着るものですので，触り心地は重要かもしれません。感触の柔らかい生地は良い生地である証拠でもあります。

■日頃の手入れも大切

生地ってたくさんあります。高い生地から安い生地まで様々です。とはいえ，どんなに高くて高性能な生地のスーツであっても，手入れをしなければ，安い生地であってもきっちり手入れをしているスーツよりも，すぐにくたびれて人前で着れるものではなくなってしまいます。手入れが大事です。

スーツは1日着ただけでもダメージを受けやすいですし，生地素材に汗が染み込み，ホコリなどが付着して汚れていきます。それが傷みに繋がります。その状態で連日スーツを着てダメージが蓄積していけば，さらなる痛みに繋がりますし傷みも早くなります。その上雑菌が繁殖して臭いを放つようにもなります。毎日クリーニングに出す時間も余裕もないですし，こうってしまってはなかなか取り返しがつきません。

スーツは消耗品だと言われますし実際そうではありますが，スーツを少しでも長持ちさせるためにもお手入れは習慣化しましょう。

お手入れの方法はまた後日。

■TPO に合ったスーツの生地を選んで

他にも色んな選択基準はあります。ですが，まずはどの場面で使うかを考えて生地を選びましょう。そして手に取って実際に触れた感触は大事です。ネットで買える時代ではありますが，ご来店いただいて，お話ししながら実際に確かめるというのも，悪くないかもしれませんね。サロンは基本的にはじっくり時間をかけてカウンセリングから採寸・デザインまで対応させていただきます。（裏メニューもあるかもしれません）

銀座線京橋駅，6番出口よりすぐです。