生地の特徴≪スーパー表示編≫
皆様こんにちは!
八重洲地下街店の三枝です。
先週に引き続き、今週も生地の特徴についてご紹介します。
皆様もどこかで目にした、耳にしたことのある用語かもしれません!
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【スーパー表示 Super XX’sとは?】
スーパーとは、「繊維の太さ(繊度)」と表した数字です。
よく“番手”という言葉と間違えがちな用語ですが、
こちらは一定の重さを基準として糸をどれだけ引き伸ばせるかによって
決められる数値(=数字が大きいほど糸は細くなる)のことを言います。
スーパー表示=原材料(繊維)のこと
番手=原材料を使って作った糸のこと
というと分かりやすいでしょうか?
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【平均繊度とスーパー表示】
18.5ミクロンの太さ(繊度)の繊維をSuper 100’sと呼びます。
Super 110’sは18.0ミクロン、Super 120’sは17.5ミクロン
というように、
スーパー表示が10変化するごとに0.5ミクロンずつ細くなっていきます。
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【Super XX’s生地の特徴】
生地感が柔らかく、とてもしなやかな着心地です。
見た目からも上質な仕上がりを感じさせます。
しかし、デリケートな素材のため強度が低いという欠点もあります。
スーツを長持ちさせるためにも、
お仕立ての際はサイズをあまり細くし過ぎない等の注意が必要です!
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2015年の春夏生地に、ほんの一部ですが
Super 100’sの生地もご用意しておりますので、
興味を持って頂いた方は是非当店に足を運んでみてください!!